翻訳機は、言葉の通じない外国人とのコミュニケーションを可能にしてくれる夢のようなツールです。

海外旅行や外国人観光客の対応向けに購入を検討しておられる方も多いと思いますが、せっかく翻訳機を購入しても…

  • 翻訳がうまくいかない…
  • 使い方が分かりにくい…

などが原因で、逆にスムーズなコミュ二ケーションを邪魔する壁になってしまう…なんてことも。

現地の人と交流して海外旅行をもっと楽しむためにも、外国人観光客の方に満足して帰っていただくためにも、性能の良い翻訳機を選びたいものです。

でも、現在販売されている翻訳機は40種類以上。

  • どれが本当に性能が良い、おすすめの翻訳機なの?
  • 逆に、買っちゃいけない製品はある?
  • 自分の使い方に向いているのはどれ?

などなど、気になりますよね。

そこで、トライ翻訳機編集部では「本当におすすめできる翻訳機」はどれか、実際に使って徹底的に検証。

現在販売されている40種類以上の翻訳機を比較して、「ベストバイ」の製品を選びました!

また、使い方別におすすめの翻訳機もご紹介しています。

この記事をざっと読んでいただければ、あなたに最適の翻訳機、あなたに向かない翻訳機がすぐ分かると思いますので、ぜひ参考にしてみてください!

編集部が実際に購入・使用して評価しています!

トライ翻訳機で紹介している翻訳機は、すべて編集部が実際に購入・使用し、①翻訳精度、②使いやすさ(操作は簡単?)、③翻訳速度、④いつでもどこでも使えるか、⑤対応言語数の多さ、⑥サポートの手厚さ、以上6つの項目について徹底的に比較検証したうえで評価しています。

検証方法について詳しくはこちら

 

 

翻訳機とは?

翻訳機のイメージ

翻訳機とは、入力した言葉を外国語に翻訳し、相手に伝えてくれる機器のことです。

漫画ドラえもんには、食べるとあらゆる言語が理解できるようになる「ほんやくコンニャク」というひみつ道具が登場しますが、翻訳機ではそれに近いことが可能。

ドラえもんとコラボ!ポケトークの「コンニャクケース」

AIの技術を活用することで、日本語を外国語に、外国語を日本語に変換してくれるので、違う言語を話す人と会話するのに役立ちます。

こんな場面で役立つ!

  • 海外旅行時のコミュニケーション
  • 外国人観光客の対応

言葉の入力と出力は音声方式のものもあれば、テキスト(文字)方式のものもありますが、現在一般的なのは音声入力/出力ができる翻訳機です。

音声入力/出力方式の翻訳機は、”音声”を外国語の”音声”に変換してくれるので、「音声翻訳機」とも呼ばれています。

2017年に”音声翻訳機の元祖”とも言える「ポケトーク(初代)」と「ili(イリー)」が相次いで発売され、以降急速に普及が進みました。

初代ポケトーク

ili(イリー)

現在では40種類以上の音声翻訳機が販売されていますが、No.1のシェアを持っているのは「ポケトーク」です。

ポケトークシリーズの3代目「ポケトークS」

2020年3月の時点でシリーズ累計販売台数が70万台を突破していて、”音声翻訳機=ポケトーク”と言えるほどの大ヒット商品となっています。

 

まずは結論!編集部がもっともおすすめする翻訳機ベスト3

翻訳機の仕組みは分かったけど、ぶっちゃけどの翻訳機がおすすめなの?

そんな方に、40機種以上の翻訳機を比較検証した結果、編集部が最もおすすめする翻訳機ベスト3をご紹介します。

翻訳機選びに迷っているなら、この3つから選んでおけば間違いありません!

 

1位:ポケトークS

総合力No.1!これを選んでおけば間違いなし

ポケトークSのおすすめポイント

  • 2代目「W」よりサイズは小さく、画面は大きい
  • 音声翻訳の基本的な機能はそのままで、カメラ翻訳・単位換算など便利機能追加

  • 翻訳精度
  • 使いやすさ
  • 多機能性
  • どこでも使える
  • 対応言語数
  • サポート

おすすめNo.1は、ポケトークシリーズの最新モデル「ポケトークS」。

名刺入れに収まるサイズで重量はわずか75グラムですが、画面は大型化しました。

翻訳精度や対応言語(55言語を音声・テキストに翻訳し、20言語をテキストのみに翻訳)などはそのままに、機能面で進化しています。

新機能「カメラ翻訳」

翻訳用のカメラがついたので、音声だけでなくレストランのメニューや看板などに書かれている文字や文章も翻訳できるようになりました。(55言語対応)

新機能「会話レッスン」

他にも「会話レッスン」や「単位換算」など海外旅行に役立つ機能もついて、ほぼ”完全無欠”な翻訳機です。

ただ、翻訳ボタンが1つになった分、会話時の操作がWよりもちょっとだけ面倒になっています。

ポケトークSを購入してみる

 

2位:ポケトークW

会話だけなら最もおすすめ。Sより1万円安く買える

ポケトークWのおすすめポイント

  • 言語ごとに最適な翻訳エンジンを選定。翻訳精度が高い
  • 細部まで徹底的に考え抜かれた使いやすさ
  • 設定不要で世界133の国と地域で使える

  • 翻訳精度
  • 使いやすさ
  • 多機能性
  • どこでも使える
  • 対応言語数
  • サポート

ポケトークW」は、ポケトークの旧(2代目)モデルです。

旧モデルとは言っても、翻訳精度や対応言語など音声翻訳の基本的な機能はSと全く変わりません。

ポケトークシリーズの一番の特長は翻訳精度の高さ。

言語ごとに最適な翻訳エンジンを選定することで、どの翻訳機・翻訳アプリにも負けない翻訳精度をキープしています。

音声翻訳以外の機能はありませんが、操作がとにかく簡単で、使いやすさはすべての翻訳機の中でNo.1です。

翻訳速度もクラウド型翻訳機の中では最速。平均0.6秒の速さで翻訳してくれます。

グローバルSIM2年付きモデルならeSIMを内蔵しており、日本でも海外(133の国や地域)でも自動的に現地のインターネットに接続して翻訳可能です。

設定不要ですぐ利用開始できるのもうれしいポイント。

ポケトークSとどちらを選ぶか迷うところですが、カメラ翻訳・単位換算・会話レッスンが必要なく、大きさの違いも気にならないなら、価格が1万円安いWの方がお得です。

ポケトークWを購入してみる

 

3位:ワールドスピーク HYP10(ポータブルタイプ)

対応言語と対応エリアNo.1!オフライン翻訳もできる

ワールドスピークのおすすめポイント

  • 対応言語数No.1(155言語)
  • オフライン翻訳の対応言語No.1(17言語)
  • グローバルSIMの対応エリア数No.1(178)

  • 翻訳精度
  • 使いやすさ
  • 多機能性
  • どこでも使える
  • 対応言語数
  • サポート

ワールドスピーク (ポータブル)」は、テプラや事務用ファイルで有名な文具メーカー「キングジム」が販売する翻訳機です。

ワールドスピークの対応言語数は155言語で断トツの業界No.1!

また、専用グローバルSIMの対応エリアは178の国と地域で、こちらも業界No.1の多さです。

ポケトークと同じように、言語ごとに最適な翻訳エンジンを選択することで、高い翻訳精度を実現しています。

大きな特徴は、「音声コマンド」に対応しているところ。本体中央の「マジックホームボタン」を使って、言語を一瞬で選択できます。

オフライン翻訳(17言語)にも対応しているので、いつでもどこでも使えるのも魅力。

1位と2位の「ポケトーク」はオフライン翻訳ができないので、インターネットがどうしても使えない場所で翻訳したい方は「ワールドスピーク」を選んでください。

翻訳機「ワールドスピーク」ポータブルを使ってみた!特長や注意点を徹底レビュー

ワールドスピーク(World Speak)ポータブルは、株式会社キングジムが販売する音声翻訳機です。 キングジムと言えば、ニッチな需要を狙い、あえて機能を絞り込んだ個性的な製品で「テプラ」「ポメラ」な ...

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おすすめのベスト3をもう一度おさらいです。

繰り返しになりますが、翻訳機選びに迷っているならこの3つから選んでおけば間違いありません!

ここからは、「翻訳機の選び方」を解説していきます。4位以下のランキングも気になる方は下のボタンからジャンプしてください。

4位以下のランキングはこちら

 

 

失敗しない翻訳機の選び方:5つのチェックポイント

ここでは、

  • 「ポケトークが一番おすすめ」と言われても、根拠が気になる!
  • そもそも、翻訳機ってどうやって選んだらいいの?

という方のために、良い翻訳機を選ぶうえで大切な5つのポイントをご紹介します。

 

まずは対応言語をチェック!

※参考:日本政府観光局(JNTO)統計データ

翻訳機選びの大前提として、購入する製品が自分の翻訳したい言語に対応しているかを確認する必要があります。

上の画像は、日本人に人気の海外旅行先ランキング・日本に来る外国人旅行者の国籍ランキング(多い順)と各国の公用語です。

どちらのランキングでも、英語・中国語・韓国語・タイ語などが上位に来ていますね。

たいていの翻訳機は、このランキングに登場する需要の高い言語に対応しています。

主な翻訳機の対応言語をまとめてみました。

▼主な翻訳機の対応言語例(スマホでは横スクロール可)

機種(対応言語数) 英語 中国語(簡) 中国語(繁) 韓国語 タイ語 マレー語 ベトナム語 広東語 フィリピン語
ポケトークS(55+20)
ポケトークW(55+20)
ワールドスピーク(155)
KAZUNA eTalk5(73)
Mayumi3(85)
Langogo(104)
イージーコミュ(48)
arrows hello(28)      
ili(3)          

英語・中国語・韓国語に対応していない翻訳機はありませんが、その他の言語の対応状況は翻訳機によって違います。

対応言語をチェックしたら、次に以下4つのポイントに注目しましょう。

主な翻訳機を、この4つのポイントに基づいて比較してみました。

編集部おすすめNo.1の「ポケトーク」は、4つのおすすめポイントをすべて高いレベルで満たしているただ一つの製品です!

4つのポイントそれぞれについて詳しく知りたい方は、以下の内容を確認してみてください。

 

端末形状で選ぶ:ハンディ型・イヤホン型

 icon-hand-o-right おすすめ:ハンディ型。イヤホン型はデメリットが多い。

ハンディ型「ポケトーク」

翻訳機の端末形状は、「ポケトーク」のようなハンディタイプが一般的です。

ハンディタイプ翻訳機は、スマホと同じような形状をしています。

大きさもスマホと同じくらいか、スマホよりも少し小さいくらいで洋服やカバンのポケットに収まります。

海外旅行用なら、スマホと一緒に持ち歩くことになるので、なるべく小さめサイズのものを選びましょう。

端末自体にストラップが取り付けられるようになっている製品を選べば、常に首にかけておき、使いたいときにさっと使えます。

ポケトークは本体に直接ストラップがつけられる

 

ちょっと変わったものが欲しい方には「WT2 Plus」などのイヤホン型もあり。

イヤホン型翻訳機「WT2 Plus」画像:https://focal.jp/wt2-plus.html

イヤホン型はハンディタイプと比較すると、より未来的でスタイリッシュな印象があります。

ただし、イヤホン型には以下のようなデメリットがあるため、当サイトとしてはあまりおすすめしません。

イヤホン型のデメリット

  • 会話相手とイヤホンを片方ずつつける必要あり
  • スマホとペアリングしないと使えない

イヤホン型の翻訳機では、相手と会話をする際に、会話相手とイヤホンを片方ずつ使用します。

画像:https://focal.jp/wt2-plus.html

そのため、言葉の通じない相手にイヤホンをつけてもらうまでのハードルが高いです。

自分のイヤホンを知らない人につけてもらうことに抵抗を感じる方も多いと思います。

また、スマホとペアリングしないと使用できないため、スマホと同時に使えないというデメリットもあります。

KING JIM「ワールドスピーク」(左)とPanasonic「メガホンヤク」

その他、据置タイプ拡声器型など珍しいタイプの翻訳機もありますが、法人向けの製品のため高額で、個人での使用には向きません。

 

翻訳方向で選ぶ:双方向型・一方向型

 icon-hand-o-right おすすめ:双方向型。でも、一方向型にもメリットあり。

ポケトークワールドスピークKAZUNA eTalk5…など、現在販売されている翻訳機のほぼすべては、「双方向型」の翻訳機です。

ポケトークS

ワールドスピーク(ポータブル)

 

双方向型」とは、日本語を外国語に翻訳することも、外国語を英語に翻訳することもできる翻訳機のこと。

双方向型のイメージ

自分の言葉も、相手の言葉も翻訳できるので、「双方向」翻訳機といいます。

双方向翻訳機では相手の話していることが理解できるので、会話ができるという大きなメリットがあります。

以下のような場合は双方向型の翻訳機がおすすめです。

双方向型がおすすめ

  • 外国人観光客の話していることが理解したい
  • ビジネスで利用したい
  • 外国人の友達と会話したい

一方向(片方向)型翻訳機は、日本語を外国語に翻訳するだけ(または、外国語→日本語)の翻訳機です。

一方向型のイメージ

自分の言葉、または相手の言葉どちらかしか翻訳できないので、「一方向」翻訳機といいます。

現在販売されている音声翻訳機の中では、唯一「ili(イリー)」が一方向型の翻訳機です。

イリー

ili(イリー)

一方向型のiliでは相手の話していることを理解できないので、会話をすることはできません

せっかく翻訳機を買うなら双方向の方がいいに決まってる…と多くの人が感じると思いますが、一方向型の翻訳機には「使い方が簡単」という大きなメリットがあります。

以下のような方には、機能がシンプルでボタン1つで使えるili(イリー)がおすすめです。

ili(一方向型)がおすすめ

  • とにかく簡単に使える翻訳機が欲しい
  • 相手に翻訳機を使ってもらう自信がない
  • こちらの意思だけ伝えられればいい

 

翻訳方式で選ぶ:クラウド・オフライン・ハイブリッド型

 icon-hand-o-right おすすめ:クラウド型orハイブリッド型。SIMが内蔵できるものを選ぼう。

「翻訳方式」という言葉はちょっと分かりにくいと思いますので、自動車を例に解説します。

自動車には、大きく分けてガソリンエンジンで走るガソリン車と、モーターで走る電気自動車、そしてガソリンエンジンとモーター両方を使うハイブリッド車がありますよね。

同じように翻訳機にも、

  • インターネットに接続して翻訳する「クラウド型
  • 本体の内部で翻訳する「オフライン型
  • 両方できる「ハイブリッド型

の3通りがあります。

 

クラウド型

クラウド型翻訳機のイメージ

クラウド型」翻訳機とは、インターネット上の翻訳エンジンに接続して翻訳する翻訳機のことです。

「ポケトーク」「イージーコミュ」などはクラウド型です。

ポケトークS

イージーコミュ

クラウド型の良い点

  • 翻訳精度が高い
  • 語彙が豊富
  • 長文の翻訳も可能
  • 翻訳精度が自動的に向上する

クラウド型の悪い点

  • インターネットに接続しないと使えない

クラウド型翻訳機は翻訳精度が高く、語彙(単語や表現の数)が豊富で長文の翻訳もできるのが特徴です。

インターネット上の翻訳エンジンとは、Google、NICT、百度翻訳、Microsoftなど様々な開発元がインターネット上に公開している翻訳エンジンのこと。

インターネット上の翻訳エンジンはWEB上の情報を学習して日々翻訳精度を向上させているので、クラウド型翻訳機では常に最新でより正確な翻訳結果を得ることができます。

ただし、クラウド型翻訳機はインターネットに接続しなければ使えません

クラウド型翻訳機を選ぶ際は、必ずSIMを内蔵して単独で通信ができるものを選びましょう。

Wi-Fiモデルを選んでしまうと、Wi-Fiに接続できる限られた場所でしか使えません。

 

オフライン型

オフライン型のイメージ

オフライン型」翻訳機とは、インターネットに接続せず、端末に内蔵された翻訳エンジンを利用して翻訳を行う翻訳機のことです。

現在販売されている音声翻訳機の中では、唯一「ili(イリー)」がオフライン型です。

イリー

ili(イリー)

オフライン型の良い点

  • いつでもどこでも使える

オフライン型の悪い点

  • 一部の言語しか対応できない
  • 語彙(対応する単語や表現)が少ない
  • 長文の翻訳はできない

オフライン型翻訳機はインターネットに接続する必要がないため、文字通りいつでもどこでも使えて電波状況が心配な海外旅行にはぴったりです。

オフライン型ならネットに接続できない飛行機の中でも使えます。

ただし、オフライン型はクラウド型翻訳機と比較して語彙は少なく、長文の翻訳はできません

また、対応している言語もごく一部(英語・中国語・韓国語のみ)です。

 

ハイブリッド型

ハイブリッド型とは、インターネット上の翻訳エンジンに接続して翻訳することも、オフラインで翻訳することもできる翻訳機です。

ワールドスピーク(ポータブル)・KAZUNA eTalk 5などはハイブリッド型です。

ワールドスピーク(ポータブル)

eTalk5

ハイブリッド型の良い点

  • 翻訳精度が高い
  • 語彙が豊富
  • 長文の翻訳も可能
  • 翻訳精度が自動的に向上する
  • いつでもどこでも使える

ハイブリッド型の悪い点

  • オフライン時の音声認識性能はかなり低い
  • オフライン時の翻訳精度もかなり低い

ハイブリッド型はクラウド型とオフライン型の良い点を両方持っています

インターネットに接続して翻訳する場合は、クラウド型翻訳機と同じように高い翻訳精度を得ることができます。

インターネットに接続できない場所でもオフラインで翻訳ができるので、いつでもどこでも利用可能。

普段はインターネットに接続して翻訳し、ネット環境がない場所では応急的にオフラインで翻訳する、という使い分けができて便利です。

ただし、ハイブリッド型翻訳機のオフライン翻訳性能は非常に低いです。

音声認識性能も翻訳精度もオンライン時と比較して非常に低くなりますので注意してください。(良くても3割程度)

ハイブリッド型を選ぶ場合は、オフライン翻訳にはあまり期待せず、インターネットに接続できない場合の”おまけ”として考えておきましょう。

 

使いやすさで選ぶ:肝心の”翻訳”機能に注目!

 icon-hand-o-right おすすめ:機能の多さで選ぶより、翻訳機能の使いやすさに注目!

翻訳以外の機能が多いものは操作も複雑になりがち。本当に必要な機能かどうか見きわめを。

翻訳の他にも、さまざまな便利機能が使える翻訳機が増えてきています。

使える機能の一例

  • AI英会話レッスン機能(ポケトークS)
  • 単位換算機能(ポケトークS)
  • モバイルWi-Fiルーター機能(ワールドスピークなど)
  • ボイスレコーダー機能(Mayumi3など)
  • AIアシスタント機能(Langogo Genesis)
  • QRコード決済機能(eTalk5)

ポケトークSの英会話レッスン機能

LangogoのモバイルWi-Fiルーター機能

同じ値段なら機能が多い翻訳機の方が良さそうに思いますが、機能が多い分ボタンや設定内容などが増えて操作が複雑になるというデメリットもあり。

翻訳機は自分だけでなく会話する相手にも使ってもらうものなので、使い方はシンプルで分かりやすいのに越したことはありません。

そこで、1番重視するべきは「翻訳機能が使いやすいかどうか」です。翻訳以外の機能は、本当に必要かどうかよく見極めましょう。

肝心の「翻訳機能の使いやすさ」は以下4つのポイントで決まります。

使いやすい翻訳機は…

  • 操作方法がシンプルで分かりやすい
  • 翻訳精度が高い(翻訳が正確で適切)
  • 翻訳速度が速い
  • いつでもどこでも翻訳ができる

以上のような点は、実機を使って翻訳してみないとなかなか分かりません。

そこで編集部では、翻訳機を実際に購入・使用して徹底的に比較検証したうえで使いやすさを評価し、「本当におすすめの翻訳機」を決めています。

編集部が実際に購入・使用して評価しています!

トライ翻訳機で紹介している翻訳機は、すべて編集部が実際に購入・使用し、①翻訳精度、②使いやすさ(操作は簡単?)、③翻訳速度、④いつでもどこでも使えるか、⑤対応言語数の多さ、⑥サポートの手厚さ、以上6つの項目について徹底的に比較検証したうえで評価しています。

検証方法について詳しくはこちら

 

おすすめNo.1はポケトーク!

おすすめNo.1「ポケトーク」

ここまでご紹介した4つのポイント、

  • ハンディ型
  • 双方向型
  • クラウド型でSIM内蔵
  • 翻訳機能の使いやすさ

をすべてクリアしているのが「ポケトーク」です。

もう一度、主な翻訳機の比較表をご紹介します。

ポケトークなら対応言語もトップレベル。

どの翻訳機がいいのかな?と迷っている方にはポケトークをおすすめします。

ポケトークを購入してみる

 

ここからは、おすすめランキングに戻ります。4位以下も気になる方はご覧ください!

 

個性派ぞろい!4位~9位ランキング

記事の冒頭では、おすすめの翻訳機ベスト3として以下の機種をご紹介しました。

編集部おすすめ翻訳機ベスト3

ここからは…

  • この3つ以外の翻訳機についても知りたい!
  • みんなとは違うちょっと個性的な翻訳機が欲しい

という方に、ベスト3は惜しくも逃したものの、おすすめできる翻訳機を4位~9位までランキングでご紹介します。

4位:KAZUNA eTalk5(カズナ・イートークファイブ)

5位:Mayumi3(マユミ・スリー)

6位:Langogo Genesis(ランゴーゴー・ジェネシス)

7位:ili(イリー)

8位:イージーコミュ(ez:commu)

9位:arrows hello(アローズ・ハロー)

 

4位:KAZUNA e Talk5(カズナ・イートークファイブ)

これ1つでインバウンド対応OK!キャッシュレス決済端末にもなるコスパ最強翻訳機

eTalk5のおすすめポイント

  • カメラ翻訳の対応言語が最多(要有償アップデート)
  • 確認翻訳機能あり
  • QR決済レジ対応(法人・個人事業主向け)

  • 翻訳精度
  • 使いやすさ
  • 多機能性
  • どこでも使える
  • 対応言語数
  • サポート

KAZUNA eTalk5(カズナ・イートークファイブ)は73言語の音声翻訳、8言語のカメラ翻訳に対応した双方向の翻訳機。オフライン翻訳も可能です。

2020年3月現在、Amazonで10,282円で購入可能(SIM同梱版)。このレベルの翻訳機の中では圧倒的な高コスパ機種です。

購入後、KAZUNA eSHOPで有償アップデート(税別4,980円)をすると音声翻訳112言語・カメラ翻訳55言語まで対応言語を増やせます。

確認翻訳」機能は、翻訳された表現に間違いがないか確認するのに役立ちます。

大きな特徴は、「QR決済法人レジ」機能に対応していること。

公式サイトから加盟店登録をすることで、アリペイ/Wechat payに対応したキャッシュレス決済端末として使えるようになります。

様々な機能が使えるぶん、他の翻訳機と比較してサイズが大きく、重量も重いのが難点(123グラム)です。

翻訳機KAZUNA eTalk 5を使ってみた!特長や注意点を徹底レビュー

2018年12月7日に「TAKUMI JAPAN」から発売された翻訳機「KAZUNA eTalk5」(カズナ・イートークファイブ)。 イメージキャラクターに出川哲朗さんを起用した、「リアルガチ翻訳機」 ...

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5位:Mayumi3(マユミ・スリー)

多機能性ではNo1評価!機能てんこ盛り翻訳機

Mayumi3のおすすめポイント

  • 対応言語数は85でポケトーク以上
  • OCR翻訳(カメラ)・録音翻訳(ボイスレコーダー)など様々な機能を搭載

  • 翻訳精度
  • 使いやすさ
  • 多機能性
  • どこでも使える
  • 対応言語数
  • サポート

Mayumi3(マユミ・スリー)はテスプロ株式会社が販売している”ハイブリッド”型の双方向翻訳機。

音声翻訳は85言語、カメラ翻訳は13言語に対応しています。

グループ翻訳・録音翻訳・ボイスレコーダー・モバイルWi-Fiルーターなど、多彩な機能を備えていますが、その分ボタンが多くどのボタンを押したらよいか迷ってしまうことがあるので、使いやすさの点でマイナスポイント

「使いやすさ」以外どの項目でも高い評価ですが、とびぬけて優れたポイントがあるわけでもないため、ランキングでは5位にとどまりました。

個性的なデザインが気に入った方、多機能な翻訳機が欲しい方にはおすすめです。

購入すると「MayumiグローバルデータSIM」がついてきます。

「mtx CONNECT」にアクセスしてチャージ(7ユーロ分チャージ済み)をすれば世界90か国以上で4Gまたは3G通信を利用した翻訳が可能。

SIMの挿入や設定は自分でする必要がありますが、丁寧に電話でサポートしてくれるので分からない点があれば利用しましょう。

eTalk5と同じく、他の翻訳機と比較してサイズが大きく重量も重いのも難点(125グラム)です。

 

6位:Langogo Genesis

海外用データパックが格安!モバイルWi-Fiルーターとしてもおすすめ

Langogoのおすすめポイント

  • 翻訳ボタンが1つで翻訳が簡単
  • 海外のデータパックが格安で購入できる(モバイルWi-Fiルーター機能)

  • 翻訳精度
  • 使いやすさ
  • 多機能性
  • どこでも使える
  • 対応言語数
  • サポート

Langogo Genesis(ランゴーゴー・ジェネシス)は、中国の深センに本社を置く「Langogo Tecnnology」が開発・製造している翻訳機。対応言語数は104言語でトップレベルです。

カメラ翻訳機能はありません。

eSIM内蔵で設定不要、世界72か国で利用できます。主要4言語限定でオフライン翻訳もできるので、通信が使えない場所でも翻訳が可能です。(ただし翻訳精度は下がります)

設定画面からパケットパックを購入すればモバイルWi-Fiルーター機能を使ってPCやスマホなど他の機器をネットに接続できるので、海外旅行時にも便利!

しかもパケットパックの料金は破格の安さで、海外用SIMを購入したり海外Wi-Fiをレンタルしたりするよりもお得です。

海外旅行が多い方は、「翻訳機能付きのモバイルWi-Fiルーター」として持っておいてもいいと思います。

翻訳ボタンが1つしかないため、翻訳方法は簡単ですが、入力した言語が別の言語として認識されてしまうことが多いのが難点です。

姉妹品として廉価版の「Langogo Minutes(ランゴーゴー・ミニッツ)」もあります。

こちらはeSIM非搭載、モバイルWi-Fiルーター機能もありませんが、音声翻訳性能は同じです。

Genesisと比べて半額以下の値段で購入できるので、購入費用を抑えたい方にはおすすめです。

翻訳機Langogo Genesisを使ってみた!特長や注意点を徹底レビュー

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7位:ili(イリー)

イリー手軽さNo.1!いつでもどこでも使えるオフライン専用翻訳機

Langogoのおすすめポイント

  • ボタン1つで使い方が超簡単
  • オフライン翻訳機なのでいつでもどこでも使える
  • オフライン専用設計なので翻訳精度も高い

  • 翻訳精度
  • 使いやすさ
  • 多機能性
  • どこでも使える
  • 対応言語数
  • サポート

ili(イリー)は日本のベンチャー企業ログバーが開発・販売しているオフライン翻訳機。

翻訳できる言語は英語・韓国語・中国語の3言語のみですが、ネットに接続する必要がないのでいつでもどこでも利用でき、最短0.2秒で翻訳が可能です。

旅行会話に特化した翻訳エンジンを搭載しているため、旅行で利用する以外の言葉や長文の翻訳は苦手としていますが、海外旅行で使うような短いフレーズであれば正確に翻訳してくれます。

また一方向翻訳しかできない(日本語→外国語にしか翻訳できない)ため会話することはできませんが、操作方法も分かりやすくて手軽に使えるのが特徴です。

 

8位:イージーコミュ

とても使いやすいがSIMの契約・設定は自分でする必要あり

イージーコミュのおすすめポイント

  • ポケトークに迫る使いやすさ
  • 4つの翻訳エンジンに同時にアクセス。最も適切な訳文を選んでくれる

  • 翻訳精度
  • 使いやすさ
  • 多機能性
  • どこでも使える
  • 対応言語数
  • サポート

イージーコミュ(ez:commu)はフューチャーモデル株式会社が開発したクラウド型の双方向翻訳機。48言語の翻訳に対応しています。

翻訳時4つの翻訳エンジンにアクセスし、AIが最適な翻訳を選択することで高い翻訳精度を実現しています。

日本の企業が日本向けに開発しているので、操作方法が分かりやすく使いやすいのが特徴。

SIMフリー(4G LTE対応)なのでSIMを入れればWiFi環境のないところでも翻訳が可能です。

ただし、SIMの契約・挿入・設定を自分でする必要があるので、「いつでもどこでも使えるか」の評価は低くなりました。

グループ翻訳機能、ボイスレコーダー機能も備えています。

 

9位:arrows hello

富士通arrowsシリーズから発売された翻訳機

arrows helloのおすすめポイント

  • ブランド力No.1
  • 電話サポートが利用可能
  • 長文や慣用表現の翻訳に強い

  • 翻訳精度
  • 使いやすさ
  • 多機能性
  • どこでも使える
  • 対応言語数
  • サポート

arrows hello(アローズ・ハロー)は富士通コネクテッドテクノロジーズが販売している”ハイブリッド型”の双方向翻訳機。

画面は3.0インチと大きく、操作性もよい、とても使いやすい翻訳機ですが、通信がWi-Fiのみというのが非常に残念な点。

オフラインでの翻訳精度は他のハイブリッド型翻訳機と比較して高めですが、それでもオンライン時と比較すると翻訳精度はかなり下がります。

翻訳履歴が直前の1件しか確認できないのも不便です。

全ての言語の翻訳に「有道(ヨウダオ)」の翻訳エンジンを利用しているのが大きな特徴。

長文や慣用表現の翻訳は他の翻訳機よりも得意ですが、ポケトークやワールドスピーク、eTalk5などと比較して全体的な翻訳精度は劣ります。

arrows helloの大きなメリットは、電話サポートが利用できること。

使い方など分からないことがあれば、arrows製品サポート窓口で電話対応してくれるので安心です!

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おすすめしません!スマホアプリ接続型

全40種の翻訳機を比較した結果、これだけはおすすめできないと感じたのは、スマホアプリ接続型の翻訳機です。

翻訳機の中には、スマホとBluetooth接続して、

  • 特定のスマホアプリを起動しながら使うもの
  • 特定のスマホアプリで設定を行ってから使うもの

があります。

これではGoogle翻訳などの翻訳アプリを使うのと同じ、というよりも、翻訳機を使う分余計な手間がかかってしまいます。

翻訳機を選ぶ際には、必ず翻訳機単体で使えるかどうかをチェックしましょう。

具体的な商品名は挙げませんので、ご自分でチェックしてみてください。

商品説明に「~アプリをインストールして、Bluetoothでつなぐ」「設定は専用アプリで簡単」などの表記がある場合は要注意です。

※この記事で「おすすめ」している翻訳機・ランキングに含めている翻訳機はすべて、スマホがなくても単体で使えます。

 

ここまでで、本当に良い翻訳機の選び方についての基礎知識はバッチリです!

現時点で最もおすすめの翻訳機は「ポケトーク」ですが、もちろんすべての方にポケトークがぴったり、という訳にはいかないと思います。

自分はどの翻訳機を選んだらいいの?とまだ迷っている方だけ、この先も参考になさってください。

 

あなたは何を重視する?使い方別、おすすめ翻訳機

ここでは、いろいろなニーズや使い方に合わせたおすすめの翻訳機をご紹介します。

 

とにかく操作が簡単!誰でも使える翻訳機が欲しい

ポケトーク

自分も相手も使いやすさNo.1!

現在販売されている「ポケトークS」は3代目。代を重ねるごとに旧モデルの使いにくかった点をなくすというコンセプトで開発されているため、操作が簡単でとにかく使いやすいです。

ボタンは翻訳の時に使う1つだけ。会話する際に操作に迷うことがありません。

 icon-angle-double-right ポケトークを購入してみる

ili(イリー)

超シンプル。ボタンを押しながら話すだけ。

ili(イリー)の使い方は、ボタンを押しながら話すだけ。一番簡単に使える翻訳機です。

 

ネット接続不要!いつでもどこでも使える翻訳機が欲しい

ili(イリー)

超シンプル。ボタンを押しながら話すだけ。

ili(イリー)はオフライン翻訳機なので、電波状況や設定など一切気にする必要なく、スイッチを入れればすぐに使えます。

ワールドスピーク

オフライン翻訳の対応言語数No.1!

キングジムが販売している「ワールドスピーク」は対応言語数No.1の翻訳機。

オフライン翻訳の対応言語数も17言語で最多です。

オフライン時の翻訳精度はオンライン時と比較して下がりますが、それでも他の翻訳機と比較すると高めです。

 

カメラ翻訳ができる翻訳機が欲しい

ポケトークS

言語を自動認識できる

カメラ翻訳機能を重視するなら最もおすすめはポケトークS。

翻訳精度が最も高いだけでなく、書かれている言語が何語か分からなくても自動的に認識して日本語に訳してくれます。

また、翻訳機は画面が小さいので、カメラ翻訳で撮影できる範囲が狭いという難点がありますが、ポケトークSなら比較的広い範囲を撮影して翻訳できます。

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「カメラ翻訳」機能が優秀な翻訳機はこれだ!人気の3機種を比較してみた

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モバイルWi-Fiルーターにもなる翻訳機が欲しい

Langogo(ランゴーゴー)

データプラン(パケットパック)が格安で購入できる。

Langogoでは設定画面からデータプラン(パケットパック)を購入し、モバイルWi-Fiルーターとして利用できます。

Langogoのデータプランは相場よりも格安で購入できるので、普段はモバイルWi-Fiルーターとして使い、必要な時だけ翻訳機として使うのもおすすめです。(例:中国で1日500MBが300円程度)

 

フィリピン語(タガログ語)対応の翻訳機が欲しい

ポケトーク

アップデートでフィリピン語に対応!

フィリピン語(タガログ語)はインバウンド対応でも需要の大きい言語ですが、音声翻訳に対応している翻訳機は少ないです。

ポケトークもこれまでフィリピン語には対応していませんでしたが、2019年12月のアップデートで対応!

新型のポケトークS、旧モデルのWどちらもフィリピン語に対応しています。

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まとめ

翻訳機を選ぶ際には、対応言語に加えて以下4つのポイントに注目しましょう。

  • 端末形状  icon-hand-o-right ハンディ型がおすすめ
  • 翻訳方向  icon-hand-o-right 双方向型がおすすめ
  • 翻訳方式  icon-hand-o-right クラウドorハイブリッド型(SIM内蔵モデル)がおすすめ
  • 使いやすさ  icon-hand-o-right 肝心の翻訳機能が使いやすいものがおすすめ

編集部が最もおすすめする翻訳機は、ポケトークです。

ポケトーク」は、4つのおすすめポイントすべてを高いレベルで満たしているただ一つの製品です!

おすすめNo.1「ポケトーク」

ポケトークなら対応言語もトップレベル。

どの翻訳機がいいのかな?と迷っているならポケトークをおすすめします!

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